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私は恥ずかしくて周囲を見回した。
「・・・」
「・・・訊きたいけど…我慢するよ…詰め寄るとまた…泣きそうだから…」
「いえ…大丈夫です…私も侑吾さんの事…好きです…」
私の顔に一気に熱が集まった。
瞬間的に頭の頂から湯気は出たような感じになった。
「ありがとう…香澄…嬉しいよ…」
「いえ…私も嬉しいです…」
「じゃ俺のプロポーズも受け入れてくれるよな…」
私はまだ彼からのプロポーズの返事をしていなかった。
好意を寄せている彼とのデートに浮かれ、すっかり忘れていた。
今ならはっきりと返事ができる。
私は彼と結婚したい。
「はい…」
と迷わず返事した。
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