彼の親友は産婦人科医

5/6
前へ
/150ページ
次へ
「二人して…同じ反応とは…まさか…侑吾お前…」 「それ以上は言うな…光」 侑吾さんは槇村さんの口止めにした。 彼が童貞だって…私も知っているが彼を気遣い、口を閉ざした。 「まぁー…分からない事があれば…何でも聞いてくれて大丈夫だ…侑吾」 「・・・そのうち・・・な・・・」 侑吾さんがキチンと知識を頭に入れてくれれば…済む話だと思い、彼にすべて任せる事にした。 「そのうちって…俺だって忙しいんだ…今、訊いてくれ」 「そう言われてもな…」 侑吾さんは私の方を見た。 「花京院さんの前では話せない事なのか?」 「ん、あ・・・」 「私…帰った方がいいですか?」 「いや…それは…ダメだ…まだ…食前酒、料理だって来てない」 「・・・来たぞ…」 とオーダーしたワインボトルが来た。 「ワインなんて何年も飲んでないな…」
/150ページ

最初のコメントを投稿しよう!

770人が本棚に入れています
本棚に追加