オトナの保健体育!?~侑吾side~

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「俺と同い年でキスも未経験とか…大丈夫か?侑吾」 「大丈夫じゃないから…こうして恥を忍んで…親友のお前に訊いているんだ」 「・・・」 俺たちが話をしている間にルームサービスのワインと料理が部屋に運ばれてきた。 そして、話を中断してワインで乾杯。 「そう言えば…光お前は奥さんの響さんとはどうやって知り合ったんだ?」 病院漬けの産婦人科医と世界を飛び回る美人ピアニスト。 俺は不思議に思っていた。 「響が入院している患者の為に開いた慰問のピアノのコンサートだったかな・・・俺の方がひと目惚れした…それからすぐに彼女が生理不順で外来診察に来て…そこから一気に二人の距離が近づいた…」 「・・・響さんは光の患者だったのか?」 「・・・使える友人は全部使い、医者としての職権も乱用したかもしれない…」 「・・・響さんはマジで好きだったんだな…」 「あぁ~侑吾お前だって花京院さんの事好きだろ?」 「好きだ…俺は彼女を命懸けて護るつもりだ…」 「そうか…でも、キスして童貞を喪失してから…死ねよ」 「医者が死ねとか不謹慎だぞ…光」 「悪い悪い…」 俺は朝まで光から色々と教わった・・・
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