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「侑吾さん貴方は席を外してください…香澄さんと二人で話をします」
「!?」
タミ様の突然の言葉に侑吾さんは戸惑っていた。
「俺を追い出して、何の話するんですか?お婆様」
「・・・今は花京院家の者ですが…香澄さんは平沢家の嫁となるんです…平沢家の嫁としての心構えを伝授するんです」
「・・・」
「侑吾さん…早く出て行きなさい!」
「・・・承知しました」
タミ様の命令には侑吾さんも従うしかなかった。
「じゃ」
彼は私の肩を軽く叩き、応接室を出た。
私とタミ様の二人になる。
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