⒈ 白緑の吐息

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たしか、とりあえずのお付き合いのはず。 付き合っていくうちに惹かれる、はず。 そのはずで、充哉のことを〝いい子〟とは思っていたが、そこに恋愛感情は見いだせてはいなかった。 なのに、この1~2時間でこの様だ。 充哉の仕草や言葉に心惹かれている自分がいる。 大切に愛しく触れてくる。 そして、充哉の目には何とも言えない力強さがある。 目が語っている。 充哉に頬をもまれて口づけされて、好き勝手されている…。 〝なんだろこの子…不思議な子…〟 「充哉…」 .
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