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変わらない想い
「何があったの?」
「俺……振られたんだ……」
電話で話していた彼女のことだろう。
話しながら幸せそうに「すごく好きなんだ」と言っていたのをはっきりと覚えている。
やっぱり離れて正解だったと思っていた。目の前でそんな幸せそうな顔見せられたら、きっと耐えられなくなると思うから。
それなのに……
どうして君は泣いているの?
どうしてそんな苦しそうに唇を噛みしめてるの?
そっと歩み寄ると、包み込むように抱きしめていた。
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