愛しいという感情

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愛しいという感情

 腕の中にいる君の肩は小さく震えていて、抱きしめている腕の力が自然と強くなっていく……  君の手が、背中ではなくシャツの裾をきゅっとキツく握っているのがわかって、どれだけ会っていなくても関係なく自分の中にある確かな気持ちがあることに気づく。  君が幸せなら身を引くことも考えた。  君が笑っていられるなら、それを見守ろうと決めていた。  だけど……もう遠慮しなくてもいいってことでいいよね?  君がこれほどに愛しいから……
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