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この想いを伝えられたら……
泣き疲れて眠った君の顔を見つめながら、そっと頬に触れてみる。
その温もりが指先から全身に伝わって、愛しい気持ちが体の奥から溢れ出してくる。
どれだけ想ってもこの恋が叶うことはないと分かっているのに、諦められずに目の前の君を想うことを止められない。
もう、他の誰かを好きになるのなんて止めて、俺にすればいいのに……
そう願っても、言葉にすることは出来なくて――
こうして、寝ている君の頬に触れるのが精一杯なんだ。
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