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次の日
病室のカーテンの隙間から差し込む光で、眼を開く。
あーあれは、夢じゃない本物の神様からの呼び出しなんだ、と改めた。
神『淳平、このやり取りは告げてはならぬぞ、善いな』
と頭の上からささやかれた。
久しぶりの意識があることが新鮮で、カーテンの隙間の光に目を開ける。
淳平「あーあーっ」
声を確かめる。
眠り続け2ケ月、意識に感謝があふれている。
すると
「スースートン」(スライド・ドアの音)母が入室する。
母「淳平」
手を握り、何度も呼称している中、ぎゅっと 握り返した。
ハッ とし 涙を浮かばせる、
母「意識戻ったのね、よかった」
淳平「母さん、ありがとう、それが言いたかった」
母「何、言ってるの最後みたいに」
涙声の濁った声が響く。
淳平「うん、そーじゃなくて不安だったから思わず」
と誤魔化した。父も病室に来た。
父「淳平早く元気になれ」
淳平「父さん、ありがとう」
それ以上言えなくて、眠るふりをした。父は沈黙し 病室を後にした。
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