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当時、古山の家のテレビはかなり古かった。アンテナ線はさすがに壁についていたが、リモコンがついておらず、チャンネルを変えるにはテレビ本体についているつまみを回さなくてはならなかった。
しかも古いブラウン管は受信した放送波の映像に砂嵐を毎回ちらつかせた。
そんな映像で、古山はドリフを楽しんだ。特に、金だらいが頭から落ちてくるコントが好きだった。翌週の月曜日、学校へ行ってクラスメートと一緒に、ドリフのコントのマネをして遊んでいた。
(続く)
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