第2話~入学~

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入学式が始まり、クラス分けの発表もあった。 リフィア学園に通っている生徒のクラス替えなども、入学式中に発表される。 リフィア学園の学年は6学年だ。 都香が14歳のため5年生、都乃が12歳のため3年生、都美が入学したての1年生。 その6年から1年までが入学式で発表される。 そして、クラス替えが発表されれば、各学年の代表者が挨拶をする。 第6学年から順に挨拶がされる。 第6学年の代表者は、志羽 雷斗(しば らいと)と言う人で実力が凄いらしい。 第5学年の代表者は、都香だ。確かに実力は凄い。 第4学年の代表者は、志羽 雪也(しば ゆきや)と言う人で、雷斗の弟だ。 第3学年は、都乃で確かに強い。 第2学年の代表者は、西条 華火(さいじょう はなび)と言う人で私も知っている。 第1学年の代表者は、私ではなく志羽 (しば うい)という雷斗、雪也の妹で私も知っている。 6人の代表者挨拶はとてつもなく長い。 聞くだけでとても疲れる。 6人の代表者挨拶が終わり、教室へ移動となった。 教室までの案内をするのは、先程の代表者挨拶をした内の第6学年から第3学年までの生徒4人だ。 教室へ入ると5つの段がありそこに3人が座れる長机が横に4つあった。 そして、1番前には上下の入れ替えができる黒板と教壇がある。 とても広い教室だ。それが、1学年に2教室存在する。 教室に入ってすることが2つある。 まず1つ目は、担当教師の紹介。 1年の担任は、野山 あき《のやま あき》という、女性教師だ。 パッと見はとても明るくて、優しそうだ。 2つ目にすることは、代表者4名による学校案内だ。 迷子になりそうなくらい広いこの学校案内でよく先輩は迷わないなと思った。 教室に入ってすることの2つが終わった。 ここからは、授業のようなものになる。 外に出て、魔力値測定が最初にある。 都美はこの時間があると都香と都乃に聞いて、すぐに嫌だと思った。 なぜなら、都美には魔力というものがまだ芽生えていないからだ。 このことは、学校側にも伝わっている。 けれど、都美は心配で仕方がなかった。 どんなに頑張っても、どんなに特訓しても、どんなに教えて貰っても、一向に魔力は芽生えないのだから。
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