2人が本棚に入れています
本棚に追加
不死鳥はヘトヘトになって帰ってきた。
「とってきてやったよ!!
優しいオレ様に、感謝しろ!!」
しかし、魔王の口から出たのは感謝の言葉ではなく……。
「次は、そこに書いてある者たちの血を集めてこい。
早急に」
「本当に、キミってヤツは!!」
不死鳥は休むひまもなく飛んでいくのだった。
魔王は不死鳥がとってきた鉱石に魔力を込めながら、形を整えて、ていねいに手鏡を作った。
大きさは人の顔くらいある。
この4つの鏡はそれぞれ赤、青、緑、黄に輝き、大きな魔力が込められていた。
出来上がった鏡を見て、魔王は満足そうに、キレイな顔で笑うのだった。
最初のコメントを投稿しよう!