魔王の手下

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不死鳥はヘトヘトになって帰ってきた。 「とってきてやったよ!!  優しいオレ様に、感謝しろ!!」 しかし、魔王の口から出たのは感謝の言葉ではなく……。 「次は、そこに書いてある者たちの血を集めてこい。  早急に」 「本当に、キミってヤツは!!」 不死鳥は休むひまもなく飛んでいくのだった。 魔王は不死鳥がとってきた鉱石に魔力を込めながら、形を整えて、ていねいに手鏡を作った。 大きさは人の顔くらいある。 この4つの鏡はそれぞれ赤、青、緑、黄に輝き、大きな魔力が込められていた。 出来上がった鏡を見て、魔王は満足そうに、キレイな顔で笑うのだった。
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