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真っ赤な死体を見て、寒気を感じる不死鳥だったが、すぐに切り替えると、燃え盛る炎の翼を広げて、蘇生の術を唱えた。
「さまよえる魂よ、ふたたび魂の器に舞い戻れ」
炎が4体の赤子を包み込む。
さらに魔王も横で術をかける。
「従順なる我がしもべに、魔力を捧ぐ」
魔王の術は鎖状に赤子に巻きつき、やがて溶けて消えた。
そして、術が完全にかかると炎も消えたのだった。
赤子の血もキレイさっぱりなくなっている。
赤子は一瞬にして10歳程度の少年少女の大きさになった。
布を巻いたような服も着ていた。
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