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やがて、つややかな褐色の肌をした、銀髪に緑色の目をした少女が目覚めた。
少女は勢いよく起き上がると大きく伸びをした。
魔王は元気な少女に、東の緑の鉱石で作った銀の装飾の手鏡を差し出した。
「お前は風鏡で『死』をつかさどる私のしもべ、死鏡風(しきょうふう)だ」
死鏡風と呼ばれた少女はひったくるように手鏡を奪い取ると、白い歯をのぞかせながら満面の笑みでうなずいた。
そして、先に目覚めた2人のもとへ行くと、すぐに仲良く遊びはじめた。
「子どもってすぐ仲良くなれるから、単純でいいよねぇ」
不死鳥は3人を見てつぶやくのだった。
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