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不死鳥の苦労
「やることはわかっているはずだ。
すぐに各自、魔力を高めて術を磨くのだ」
魔王は四鏡司にそう言い、頭上を飛んでいた不死鳥にも指示を出した。
「おい、不死鳥。4人の世話は任せた」
「は?聞いてないんだけど。初耳なんだけど!
なんで、このオレ様がお守りをしなきゃいけないんだい?」
「もう決まったことだ」
魔王はそうひと言だけ告げると、指パッチンひとつで不死鳥と四鏡司を玉座の間から追い出した。
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