不死鳥の苦労

1/5
前へ
/66ページ
次へ

不死鳥の苦労

「やることはわかっているはずだ。  すぐに各自、魔力を高めて術を磨くのだ」 魔王は四鏡司にそう言い、頭上を飛んでいた不死鳥にも指示を出した。 「おい、不死鳥。4人の世話は任せた」 「は?聞いてないんだけど。初耳なんだけど!  なんで、このオレ様がお守りをしなきゃいけないんだい?」 「もう決まったことだ」 魔王はそうひと言だけ告げると、指パッチンひとつで不死鳥と四鏡司を玉座の間から追い出した。
/66ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加