7人の騎士と王子様

準備

数日後、城からルーカス様からのお礼として、来月開催される大きなパーティーの招待状が届いた。
私と7人の騎士の合わせて8枚きていた。

みんなはあまり乗り気じゃなかったみたいだけど、私がこの世界にきて自然の中ばかりで過ごしているので、他の所も観たいと言ったから、しぶしぶつきあってくれることになった。

ただパーティーに行くのにはすごく問題があった。
あたしはこの国のマナーも何も知らないこと。その日から、うちの7人の騎士はそれぞれが得意なことを私にそれぞれ教えてくれた。

パーティーといえば、ダンスは必須。
ダンスは得意なオレンジ色の男。
作法や礼儀は天才と言われている赤の男。
ドレスや化粧とかの準備はおしゃれな紫の男。
準備金や馬車とかは、黄の男。
ドレスを着るためにぽっちゃりのあたしのダイエットメニューを作ってくれた緑の男。
練習でできる傷や体調管理をしてくれる青い男。
魔法使いの黒い男は、ダンス練習の足りない時間の調整とか、不足部分をちょこちょこフォローの魔法使ってくれた。

みんな連日つきっきりで教えてくれた。そしてすごく、スパルタだった。
あたしは、何とかパーティーに行けるくらいにはなった。

そして楽しみにしていたパーティーの日になった。