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長くわだかまりのあった家族はこうして再び一つになり、マリベルがベッドから出られるようになるころには春も終わりを迎えようとしていた。
マリベルは家族と離れることを拒み、王都にあるフローレンス公爵家からも通える学園に通うことになった。
エルミナはもう学ぶことのない北の学園に戻るつもりはなく、王都の魔塔に勤めることになった。
あと少ししたらアリエラも卒業して帰ってくる。
家族5人、幸せそうに暮らす姿を見た人々は、あの恐ろしいうわさが真実ではなかったことに、すぐに気が付くに違いない。
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