第2章

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「チナツ大丈夫?」 からかうように言うと 「まぁとにかく頑張んなよ。とりあえずツバサにアイリの存在を知ってもらう事だね」 っていい笑顔で言ってくれたので私も笑い返す。 「うん、アイリ頑張って!私もさっきチナツが言ったことと同じ気持ちだから。だからこれからは応援するよ。前途多難だと思うけど協力出来ることは協力するし」 何故か私よりも吹っ切れた顔で言ってくるので 「ミユキも新しい恋頑張って!」 誰が言うことも無く自然と3人ともグラスに手が伸びていたので 「「「かんぱーい!」」」 と3つのグラスが合わさった。やっと2人に認められて嬉しい気持ちと、ミユキが言うようにこの恋は前途多難で難しい恋愛なのでこの先頑張ろうと誓い、この会はお開きとなった。 家に帰り、溜まっていた家事をし、時計を見ると18時半前。今から夜ご飯を作ると丁度いいタイミングでツバサの動画が見れるので早速調理に取り掛かる。メニューはポテトサラダに唐揚げ。後はご飯に味噌汁と着々と進んでいき、19時20分。ギリギリに作り終え食卓に並べ、お茶や箸などを用意しやっと自分も座ることが出来る。YouTubeをテレビに接続すると今日もプレミアム公開されるみたいでカウントダウンが映し出される。 「もうすぐツバサに会える〜いただきます」 上機嫌で作ったご飯を食べ始めると動画が始まり、そこからはツバサに集中し、あっという間の84分の動画が終わり、そこからは明日に備え急いで洗い物とか残りの家事をし、お風呂に入り、布団に潜った。
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