第4章

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はぁー。もうダメだ。ツバサが神すぎて益々好きな気持ちが溢れる。この余韻に浸りたいと彼がコラボで商品を出しているファミレスに向かうと、先程見たファンの方もちょいちょい居た。考えることは皆同じ。店員さんに席に案内され、メニューを広げる前に 「唐揚げ定食ください」 と注文をする。最初に発売されたハンバーグは食べており、それはすごく美味しかったので、唐揚げも美味しいに決まってる。 「はぁ〜かっこよかった…」 さすがに他の人も居るのでポツリと小さく呟いてスタッフの方に頂いたチェキを眺める。 「本当に優しかったな…そしてかっこよかった」 チェキ越しで見ても先程のやり取りが鮮明に思い出してはため息をつく。 「お待たせ致しました。こちら熱いのでお気を付けてお食べ下さい。」 思ったよりも早く運ばれてきて、汚れないようにとチェキを大事にしまう。 「いただきます」 息を吹きかけて冷ましてから1口齧ると 「あっつ…でも美味しい」 やっぱりこれも美味しかった。外はカリッとして中は肉汁でジューシー。そう言えば一時期お母さんからのLINEの指示で頑張って料理していた企画があったな。あの企画好きだったけど、もうやらないのかな?お兄さんとこうじゃない?ってやり取りしながらしてるの可愛かった。
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