第4章

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一通り終わって一息つこうとコーヒーをいれてツバサの動画見ようかなと携帯のが画面をタップするとLINEの新着通知が。あれ?ミユキとチナツとのやり取りは終わったはずだけど…とLINEを開くと 「お疲れ様。今日は来てくれてありがとうな」 「はぁ!?!???!えっ!ツバサ??!?!??!」 なんと、ツバサからのLINEが届いていた。アイコンを見ればSNSでも使ってるアイコンで1発でツバサって分かる。 「えっ?でも本当にツバサ…?違う…?」 うーん、よく分からないけどなりすまし?かもしれない。だってツバサから連絡くるなんてありえないよ…嬉しいはずなのに素直に喜べない自分…もしかしたらスタッフさんが私の手紙読んでアイコンにツバサを使って送ってきた…なんてこともあるのかもしれない。SNSじゃよく偽物が回っていたりするからなんて考えてしまう。恐る恐る指を動かし 「ツバサですか?」 と送信したらすぐに既読が付いてビクッとしていると 「うん、ツバサ。アイリやろ?手紙読んでって言うてたから読んだら連絡先書いてあったから追加したんやで。」 息が止まるとはこの事だ。あまりの衝撃に息をする事を忘れてしまう。 「本人か怪しんでるなら電話しよか?」 思考停止している私に次のLINEが届いた。えっ?電話?と考えてるうちに着信中の文字が。どうしよう…これ出ていいの?えっ!?と考えているうちに通話が切れてしまうかもしれない…。
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