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「そしたらさっきLINEがきて、何も思わず開いたらツバサからで…」
「えっ!?どういうこと?」
「良かったね、アイリ」
って驚くチナツと、嬉しそうに微笑んで言ってくれるミユキで反応は様々だ。
「でも、最初は本人かな?って思って…スタッフさんとかがお礼の連絡でもしてるのかなって。アイコンとかはツバサ本人なんだけど、変に勘ぐっちゃって…そしたらその後電話来てさ、ツバサだったの。ツバサ本人だったの!」
「「えぇー!」」
2人揃っていいリアクションでハモるから思わず3人で笑い合う。
「それで?それで?」
早く続きが聞きたいのか身を乗り出してまで聞いてくるチナツに
「イベント来てくれてありがとうってお礼を言われて、ちょっと雑談して…仕事何してるの?って聞かれたから答えたら…じゃあ比較的週末休みだなって言われて…」
この後の言葉をどのように言おうかと悩んでいると
「すごい!凄いねアイリ!1歩どころか80歩ぐらい一気に前進だね!」
ミユキの言葉に思わず笑う。
「一気に進むんだね」
「だって連絡先交換出来たのは大きくない?今までお互い…あ、アイリは知ってたか。とにかく混じり合う事の無い2人がついに出会って、連絡先交換まで出来たのは凄いよ!」
そんな風に言われて、じゃあご飯に誘われたことを言ったら何歩進むんだろ。
「続きはどうなったの!?」
チナツに促されて
「落ち着いて聞いてほしいんだけど…」
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