第4章

15/17

12人が本棚に入れています
本棚に追加
/78ページ
「そしたらさっきLINEがきて、何も思わず開いたらツバサからで…」 「えっ!?どういうこと?」 「良かったね、アイリ」 って驚くチナツと、嬉しそうに微笑んで言ってくれるミユキで反応は様々だ。 「でも、最初は本人かな?って思って…スタッフさんとかがお礼の連絡でもしてるのかなって。アイコンとかはツバサ本人なんだけど、変に勘ぐっちゃって…そしたらその後電話来てさ、ツバサだったの。ツバサ本人だったの!」 「「えぇー!」」 2人揃っていいリアクションでハモるから思わず3人で笑い合う。 「それで?それで?」 早く続きが聞きたいのか身を乗り出してまで聞いてくるチナツに 「イベント来てくれてありがとうってお礼を言われて、ちょっと雑談して…仕事何してるの?って聞かれたから答えたら…じゃあ比較的週末休みだなって言われて…」 この後の言葉をどのように言おうかと悩んでいると 「すごい!凄いねアイリ!1歩どころか80歩ぐらい一気に前進だね!」 ミユキの言葉に思わず笑う。 「一気に進むんだね」 「だって連絡先交換出来たのは大きくない?今までお互い…あ、アイリは知ってたか。とにかく混じり合う事の無い2人がついに出会って、連絡先交換まで出来たのは凄いよ!」 そんな風に言われて、じゃあご飯に誘われたことを言ったら何歩進むんだろ。 「続きはどうなったの!?」 チナツに促されて 「落ち着いて聞いてほしいんだけど…」
/78ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加