第4章

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自分が1番落ち着かなきゃと思いながらも 「ツバサがご飯誘ってくれたの」 「「えぇー!!」」 再び二人一緒にハモって心底驚いた顔をしてお互いを見つめ合ってる。 「ご飯だって!ご飯!」 「ねー!もう98.5歩ぐらい進んだね」 チナツの反応は理解出来る。ちょっと興奮気味にミユキの肩をパシパシ叩いて驚いてる様子。 「ミユキ…8.5って何?何で刻んだの?」 「色々な事が一気に起こりすぎてこれ以上起きると100歩になっちゃうからちょっと刻んでみました」 なるほどと理解するのは難しく、でもとにかく良かったねと一緒に喜んでくれる2人の気持ちは十分伝わる。 「でも私頭が追いつかないの。なんかまだ夢でも見てるのかなって…」 ここで自分の気持ちを正直にぶつけると 「そうだよね。だって今まではアイリが好きになってずっと見てただけだもん。それがチケット取れて会えた事だけでもアイリにとっては大きい事なのに、連絡がきて、ご飯に誘ってくれるのはトントン拍子に話が進んで整理するのに時間が掛かるかも」 チナツの言葉に本当にその通りだと大きく頷くと 「でも凄い良い事がアイリにとって起きてるんだよ?皆が皆連絡来たりご飯誘われてるわけじゃないでしょ?その時点でツバサにとってアイリは皆と一緒じゃないんだよ?ってゆっくり考えてみたらどうかな?今一度ゆっくり整理出来るようにさ、頭の中で考えてみてはどうかな?」
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