第6章

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そうこうしてるうちにあっという間に木曜日。別に朝から行く訳でもないが、何故か朝早く目覚めてしまった。 「こんなに早く起きても時間までやることないしなー」 ベッドから起き上がりとりあえず1日スタートさせようかなと洗面所に向かったり、キッチンに向かったり。朝ごはんも食べ終わり食器も片付け 「掃除でもしたら気も紛れるし、時間も経つかな…」 それからはお昼の時間まで徹底的な掃除をした。普段の掃除ではやらない細かいところを拭いたり、片付けたり、家具の配置を変えてみたり。思ったよりも集中をし、あっという間に昼ごはんの時間になったので掃除もひと段落したので、昼ごはんを食べ、食器を片付け 「自分の用意でもしようかな」 メイクを施し、髪型はゆる巻にして 「てゆーかお家行くのに相応しい格好は?」 クローゼットを開け、持っている服と睨めっこ。どういう感じの服で行けばいいのだろう…ご両親とかが居るわけじゃないからかしこまった格好はしなくていいけど…かと言ってラフ過ぎてもこいつ適当な格好で来たなとも思われたくない。 「これにしよ」 散々悩んだ挙句、ロングのワンピースにした。これなら座っても見える心配もないし、ラフ過ぎずかしこまり過ぎず。時計を見るとまだ時間に余裕があるので手土産買ってから向かおうとワンピースに合わせ靴と鞄を選び、鏡の前でトータルチェックしてから家を出た。と言っても緊張からなのか1歩1歩が重く、中々進まない。そんな時ツバサからLINEが届き 「予定より早く終わって今帰ってきたからもういつでも来ていいぞ」 これでまた1層私は緊張が高まり、予定より10分遅れてツバサの家に着いたのだった。
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