第1章

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体を拭いたりドライヤーなど一通り終わって、風呂上がりの水分補給として水を1杯コップに入れ、再びリビングに居座る。そして水を飲みストレッチをしながらまた彼の事を考える。彼の魅力はまだまだあるけど1番素敵だと思う部分はやっぱり兄弟仲良い事かな。最初は驚いた。カメラマンが彼のお兄さんって事に。私には妹が2人居るけど妹同士は仲が良いけど私はいつも除け者にされる。それも実家を出た理由の一つだったりするけど。だから兄弟仲が良いのは羨ましいなって世の中を見ていて思っていたけど、ツバサは仕事までもお兄さんと一緒にやるなんて初めは嘘だと思った。お兄さんという設定でカメラマンとしてやってるのかなってそんな風にさえ思った。だけど嘘でも何でもなく、ちゃんと血の繋がりをもった本当の兄弟でカメラマンは実の兄でそんな人と毎日一緒に楽しい動画を作ってることが彼の最大の魅力なのかもしれない。 「あ、もうそろそろベッドに入ろう。」 時計を確認すると結構夜遅い時間になっていたのでコップを片付け、私はベッドに入った。寝る前に彼のSNSをチェックして今日もかっこよかったし可愛いなって幸せな気分になりながら私は眠りについた。
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