第7章

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「お前は何をにやけとるん?」 今日は週末なのでツバサの家に泊まりに来ている。 「だって1週間ぶりだから」 今週は物凄く忙しく、一日の平均睡眠時間が3時間と鬼スケジュールの中で働いていたみたいで、平日家に来れなかったので久しぶりの再会。 「ごめんな?忙しくて」 「全然、だって実物は1週間ぶりだけど、毎日会ってたもん」 「そのスタンスは変わらへんのや。ちゃんと毎日動画見てくれてありがとう」 付き合ってからも私は相変わらず毎日動画を楽しみにしている視聴者でもある。 「だってカッコイイもん」 「実物とどっちがかっこええ?」 「そんな事言われたら…そりゃ実物でしょ。あーでもやっぱりカメラ越しのツバサもカッコイイ。ONモードのツバサも捨て難い」 「結局どっちもか。ほんまおもろいな」 そう言って私をぎゅっと抱き寄せて 「そんなおもろいアイリに報告があんねんけど」 「なんでしょうか?」 「俺来月2連休あんねん。どっか旅行くか?」 予想もしていなかったサプライズを投下された。 「2連休?本当にあるの?」 「だから俺最近頑張ってんねん。仕事のモチベーションやクオリティは下げずにどっかで休み取れへんかなと思って今色々詰め込んでんねん。その二連休は会社自体休みにすんねん。だから皆も撮影頑張ったり編集頑張ってんねん。ストックを作っとけば困ることないやろ?」 「え?え?いつ?」 「そんな嬉しいんか。かわええな。まだいつかは決まってない。独身組はいつでもええけど既婚者組は土日の方がいいんかなって悩んだり。アイリはどっちの方がええ?」 「なんで私に聞くの?」
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