第2章

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第2章

「アイリ、こっち!」 「チナツ、ミユキ久しぶり!」 今日は高校の同級生と待ち合わせ。久しぶりに集まろうって事になり、ランチを食べようと集まる約束をした。店はチナツが予約をしていてくれて、案内されるままに着いていくと凄いオシャレな店構えで店内に入ると個室に案内された。 「相変わらずチナツのリサーチ力凄いよね〜」 ミユキの言葉にウンウンと頷くと 「インスタで見ててあーいつかここ来たいなーっていう場所にあなた達を付き合わせてるんだけだよ?ここも行きたい場所の候補の1つだったし。わ〜やっぱおしゃれ!」 携帯を取りだしインスタ用なのかパシャパシャと写真を取り出すチナツを見てミユキと二人で笑った。一通り写真を撮り終えたチナツが座り出したので私とミユキも座る。 「写真撮り終えた?」 「うん、付き合ってくれてありがとう。ご飯頼も!」 メニュー表を広げながらあれ美味しそう!これ食べたい!など言いながら結局はシェアして食べるからと店員さんを呼んで注文をし、頼まれたのが運ばれてくるまでは近況報告や世間話。 「ところでアイリ彼氏は?出来た?」 チナツからの質問と同時に店員さんが入ってきて料理を運んでくれる。 「とりあえず写真撮って食べない?」 料理は温かいうちに食べた方が美味しいのでそのように促すと 「まだ彼氏居ないの?」 答えてないのにミユキにバレてしまった。チナツは写真撮ることに集中している。
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