0人が本棚に入れています
本棚に追加
8章〜活躍しすぎだ〜
7月某日
今日は球技大会
各クラスで出る種目を決めて、
学年関係なく無差別に戦う
クラス女子で揃えたのは編み込み
髪が長かろうが短ろうが
みんな出来るのがよかった
そして周りのクラスよりも
統一感があったのはそのためだろう
2年7組は男子バスケ、男子卓球
女子バスケ、女子バレーを選択した
私は女子バレー
幼なじみ達は....記憶が無い
何故なら女子バレーが試合に
勝ち進んでしまい、男子バスケしか
見ることが出来なかったからだ。
しかも見た試合も途中から。
だから出たところも見た記憶があまりない
2~3回戦でバスケの方は負けてしまい
男子卓球と女子バレーだけが
決勝トーナメントにコマをすすめた。
空いた時間はクラス女子みんなで
応援しながら写真を撮っていた
いや、どちらかというと写真撮ることが
メインといっても過言がないほどだった
女子バレーが勝ち進んでいたこともあり
みんな弾ける笑顔がそこにはあった
結局男子卓球が優勝、
女子バレーは準優勝を決めた
この日の帰りは
実は幼なじみ4人で帰っている
「いやー本当に疲れたよね」
「優勝と準優勝はシンプルに強くない?」
「女子バレーの決勝、勝てると思ったんだけど
みんなしてミス連発しちゃったの悲しいわ」
「バッチリクラスに貢献してるから
いいでしょ」
「また来年も頑張ろうね」
「来年こそはみんな出た種目が優勝だな」
そんな来年はなかった
最初のコメントを投稿しよう!