8章〜活躍しすぎだ〜

1/1
前へ
/34ページ
次へ

8章〜活躍しすぎだ〜

7月某日 今日は球技大会 各クラスで出る種目を決めて、 学年関係なく無差別に戦う クラス女子で揃えたのは編み込み 髪が長かろうが短ろうが みんな出来るのがよかった そして周りのクラスよりも 統一感があったのはそのためだろう 2年7組は男子バスケ、男子卓球 女子バスケ、女子バレーを選択した 私は女子バレー 幼なじみ達は....記憶が無い 何故なら女子バレーが試合に 勝ち進んでしまい、男子バスケしか 見ることが出来なかったからだ。 しかも見た試合も途中から。 だから出たところも見た記憶があまりない 2~3回戦でバスケの方は負けてしまい 男子卓球と女子バレーだけが 決勝トーナメントにコマをすすめた。 空いた時間はクラス女子みんなで 応援しながら写真を撮っていた いや、どちらかというと写真撮ることが メインといっても過言がないほどだった 女子バレーが勝ち進んでいたこともあり みんな弾ける笑顔がそこにはあった 結局男子卓球が優勝、 女子バレーは準優勝を決めた この日の帰りは 実は幼なじみ4人で帰っている 「いやー本当に疲れたよね」 「優勝と準優勝はシンプルに強くない?」 「女子バレーの決勝、勝てると思ったんだけど みんなしてミス連発しちゃったの悲しいわ」 「バッチリクラスに貢献してるから いいでしょ」 「また来年も頑張ろうね」 「来年こそはみんな出た種目が優勝だな」 そんな来年はなかった
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加