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(;'A`)「ふぅ〜取り敢えず荷造りオワタ…」
二人の前には事前に用意しておいた道具類が詰まったポーチが数種類置かれていた。
( ^ω^)「そう言えばカーチャン、荷造り終わったら降りて来いって言ってたおねー」
「ヨシ!」と指差し確認をしながらブーンが言うと、ドクオも思い出したように握った手で手の平を叩いた。
('A`)「ボチボチ逝くか…」
その表情は大袈裟なまでに覚悟が決まっていた。
(;^ω^)「ちょっwww不吉なwwwやめれ〜www」
('A`)「サーセンッスwww」
二人は荷物は置いたまま、一階へと降りていった。
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('A`)「カーチャン荷造り終わったぞー」
( ^ω^)「だおーwwwついでに朝飯何ーwww」
二人が一階に降りると、出来立ての朝食の香りが鼻腔をくすぐった。
J('ー`)し「いつも通りだよ。それじゃあご飯にしようかね」
洗い物を済ませたカーチャンがタオルで手を拭きながら席に着き、二人もそれに続く。
( ^ω^)「お腹ぺこぺこだおーwwwいただきマンモス!www」
そう言って一足早く朝食に手を付けるブーン。
献立は、トースト、ハムエッグ、焼きウインナー、レタスとトマトのサラダ、オニオンスープ、牛乳、果物だ。
('A`)「ガッツくと詰まらせんぞー」
そう言いながら、フォークでトマトとレタスを刺し、口に運ぶ。
J('ー`)し「あんた達、本当に荷造りは大丈夫なの?忘れ物は無い?」
怪訝な視線を二人に注ぐカーチャン。
( ^ω^)「ふぁふぉふぁふぉうふぃふぃふふぉ」
('A`)「食ってから喋れ、な?後は装備品を買うだけだぜ」
カーチャンはブーンの行儀の悪さにか、ドクオの言葉にか、或いはその両方に呆れたような溜め息を吐く。
J('ー`)し「全くお金渡してるんだから装備品も買っときなさいな…」
('A`)「いやぁ、どうせなら出発直前に挨拶も兼ねて買おうかと…」
( ^ω^)「そう言う事だお!」
自信満々に言い放つブーンはカットフルーツのパインを口に放り込みながら言う。
因みにブーンは朝食を全て平らげ、デザートに突入している。
J('ー`)し「ちゃんと考えがあるなら、まあ良いさ。それなら早くお食べ、日が暮れちまうよ」
('A`)「はいなー」
ドクオはペースを上げつつも、しっかり良く噛んで朝食を完食した。
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('A`)「よっし、じゃあ腹ごなしにちょっくら買ってくっか!」
( ^ω^)「うはwwwおkwwwwktkwww」
二人は事前に貰っておいた装備品用のお金が入った袋を手に、村に繰り出した。
村の中は、早朝とは打って変わり、村人で賑わっていた。
人数はそれほど多い訳では無いが、活気が満ち溢れ、老若男女様々な人々が行き交っている。
その中を挨拶をしながら通り抜け、二人は村の端にある武具屋に立ち入った。
( ^ω^)「たのもーwww」
Ω「おっ、ブーンにドクオじゃねぇか!今日冒険者になるんじゃ無かったのか?」
二人が入店すると、店主の壮年の男性がにこやかに出迎えてくれた。
店内は小綺麗に纏まっており、規模は大きい訳ではないが、飾ってある武具はどれも質が悪いようには見えなかった。
('A`)「おう、これから行くぜ。その前に挨拶がてら装備品を買おうと思ってな」
そう言ってドクオは金貨が詰まった袋をカウンターに置く。
( ^ω^)「これで俺らの装備品を買いたいんだお!」
そう言ってカウンターに両手を突くブーン。
Ω「なるほどな!それは分かった!だが、この金は受け取れねぇな!」
断りを入れるその顔は相変わらず朗らかだ。
(;^ω^)「What,s!?」
(;'A`)「えぇ!?オッチャン!?何でだよ!?」
意外過ぎる拒否にブーンもドクオも目を点にして驚愕する。
Ω「そりゃあ、おめぇ、その金はお前らのもんじゃねぇからだ!」
店主の言葉に、一瞬、二人は言葉に詰まる。
(;'A`)「そこをどうかぁぁぁぁああああああああああああああ!!」
(;^ω^)「プリーズプリーズプリーズ!!!」
二人の鬼気迫るような必死な表情に、店主は愉快そうに豪快に笑う。
Ω「ガッハッハ!違う違う、そうじゃあねぇよ!」
店主の言葉に、二人は首を傾げる。
Ω「代金は、お前らが将来、一人前の冒険者になった時に返してくれりゃあ良い。出世払いってやつだ!」
(;^ω^)「それって…」
(;'A`)「で、でもよ!」
Ω「良いって良いって!まあそう言う事だからよ、ちゃんと生き続けて、ビッグになって、帰って来いよ」
そう言いながら、店主は二人の肩に手を乗せた。
('A`)「…分かった!金は絶対に返す!それまでは有り難く借りておくぜ!」
ドクオは決意を固めた表情。
( ^ω^)「おっwwwおっwwwビッグな男になって帰って来るからよwwwまあ見てなwww」
ブーンは自信に満ちた表情を向けた。
それを見届けた店主は二人の採寸を始めるのだった。
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