1/1
前へ
/4ページ
次へ

「起きて!起きてよ!」  娘の明るい声に目を覚ます。  私はどうやら眠ってしまっていたようだ。 「あ...怪我はない?」 「お母さん、何言ってるの?」 「え?...だって、交通事故に遭って...」 「お母さん、交通事故になんか遭ってないでしょ?大丈夫?熱あるのかな...体温計持ってくるね」  夢、か...良かった。じゃあ、白うさぎは?    ふと、寝返りをうった。  私が眠っている横には、白いふわふわのうさぎがいたようだった。そのうさぎは、いつもと変わらず可愛らしい顔を浮かべていた。  私は、少し疲れていたのかもしれない。  おやすみ、私の白うさぎ。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加