私がパパ活に染まるまで

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パパ活をしながら、私は別のアルバイトを探していた。 レストランや塾講師などではなく、もっと稼げる仕事だ。 まずやったのは、チャットレディだった。 オフィスへ行って、そこのパソコンを使って、裸になったりオナニーをするふりをして配信する。 ユーザーに「脱いで」と言われたらエロく服を脱いで下着姿になる。 「おっぱい揉んでみて」と言われたら、感じているふりをしながらおっぱい揉む。 画面越しに演技をしながらも、私の心は冷めていた。 セックスもオナニーもしたことない。 よく分からん、と。 ヘッドフォンをしてユーザーと通話することもあったけれど、「ハァハァ」と男性の荒い息遣いを聞くのは苦痛だった。 全然楽しくない。 配信は夜10時から明け方3時がユーザーが最も多いということでその時間に出勤させられたけど、夜が苦手な私にとってはそれも苦痛だった。 自分の演技力が下手なこともあり、向いていないと感じたので3回目で辞めてしまった。 3回も頑張って出勤して頑張ったのに、トータルの給料はたったの9000円だった。 これは今でも黒歴史だ。
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