8人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
ずっと愛していた
私は隣の家に住む3つ歳下の彼をずっと愛していた。
「鈴音!俺と付き合って‼︎」
中学1年のバレンタインの日、そう言って彼はピンクのリボンでラッピングされたチョコを差し出し、少し顔を赤らめながらまっすぐな目で私を見た。
「中学生になったらね」
私は可愛いなと思いながらチョコを受け取った。でも彼が中学生になったら私への気持ちなんて忘れているだろうと思っていた。
最初のコメントを投稿しよう!