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逃げようと広いベランダ───いや、こういう贅沢な感じのはバルコニーって言うのか?いや、そんなことはどっちでもいい───に出たら、足音がこちらにやってくる。そして俺達は対面した。
美しく妖艶な女と10歳くらいに見える女の子。
二人は驚いた表情をしているがそこに恐怖の色は滲み出ていなかった。女の表情は崩れ涙が流れている。そんな姿も絵画のように美しく思わず目を奪われていると、女の子が『パパ!』と叫んで俺に抱きついてきた。
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