お兄ちゃんと血が繋がってないなんて聞いてません!

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「ほら、花音、いつまで待たせるんだよ。おばさんに言いにいくぞ」 「やめてっ!やる!やるから!」  花音がグスグスと鼻をすすりながら制服のスカートをヒラリとまくった。 チェック柄の下着を透に見られてしまって恥ずかしくて仕方がない。 「お兄ちゃん…見ないで…」 「やだ」 花音はぎゅっと目を瞑った。 もうやるしかない。覚悟を決めると玩具をショーツの上から這わせた。 「ぁ、はっ…」  ビクビクッと体が震える。  ひとしきりショーツの上から玩具を這わせたり、蜜口にグリグリと押し当てると花音のショーツに染みが出来、膝までショーツを下ろした。  肉芽に玩具を押し当てグリグリと刺激する。 「あっ、あんっ、お兄ちゃん、見ないでっ」 「やだ」  花音がうるうると涙目になりながら、玩具を蜜口に挿入していく。 「あっ、ぁ、あんっ」  蜜口から溢れ出てきた蜜が玩具の滑りを良くして。花音は夢中で出し入れを繰り返す。透の存在さえも忘れてしまいそうな程、快楽に溺れていく。 「花音、エッロ」  突然飛んできた透の声に花音がはたと我に返る。  我に返るがもう手を止めることが出来なくて。 「あっ、お兄ちゃんっ、イッちゃうっ…あぁんっ」  ビクビクッと体を弓なりに反らせて花音が達する。  荒い呼吸を必死で整えていると透が話しかけてきた。 「花音って処女じゃないの?」 「しょ、処女だけど…」  花音が真っ赤な顔をして俯く。どうしてお兄ちゃんにそんなことを暴露せねばならないのだ。花音はなんだか悲しくなってきた。みるみる瞳が滲んでいく。 「なんでそんなのが挿入るわけ?」 「それはっ…」  開拓したから…なんて恥ずかしくて言えるわけもない。快楽を求めた末に自分で脱処女してしまったんだ、なんて。エッチな子だと引かれてしまう。花音はまた瞳をうるうると潤ませた。 「花音、本物欲しくない?」  透が薄く笑った。  本物?  お兄ちゃん、何を言ってるの?
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