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 こんな上司の下で働くのはもう嫌だと凱楽の目が本気であると物語る。 「ダメに決まってんだろ?誰が俺の仕事片付けんだよ?」 「自分の仕事くらい自分でしてくださいよ!そもそもアンタここの主だろうが!!世が世ならアンタ確実に訴えられてますからね!!」  まさに黒い職場である。  こんな職場なんて辞めて実家に帰らせてもらうと凱楽が辞表を叩きつけて道場から出て行こうとるすのを「俺の国畜ー!」と引き止める。 「こんなのを国の主にしてるけど南はこれでいいの?」と、風美が乾いた笑いで千波に聞いていた。 「凱楽。辞めるの?」  湯浴み上がりに翠の様子を見に道場に来た白雪がララにしがみつかれた凱楽に聞く。 「いいえ、辞めません。」  白雪に対しての答えにララ達は白い目で見ていた。 「床に叩きつけたのって辞「いいえ!断じて違います!」・・・そう。」  辞表を拾い上げ、自らの手でビリビリに破る凱楽を見て白雪が「それなら良かった。」と、言い地獄絵図と化している光景をあえて見なかった事にしながら道場を後にした。 「・・・国畜継続おめでとう。」  引き止められたわけでもなく自ら黒い職場に留まる事を選んだ凱楽の肩に手を置くララと泣き笑う凱楽を見て呆れてものが言えない風美と千波がそこにいた。
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