ホワイトデーにはとびきりの花束を《リョウタside》

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「はぁはぁ・・・あの!ナ、ナオ・・・川崎直哉来てませんか?!小柄で可愛くて、目がくりくりしてる男性なんですけど!か、階段から落ちたとかって連絡もらって!」 『川崎さんのご家族の方ですか?』 「いえ、まだ家族ではないんですけど・・・でも家族になる予定なんです!あ、まだ本人には了承もらってないか!家族になりたいって今日言うつもりで!だから、ナオが良ければ僕は家族になりたいんです!」 「リョウタくん!」 「?!ナオ!!!」 「あ、すみません・・・知り合いです。・・・リョウタくん、そっち座ろ」 「?!足大丈夫か?!」 「うん。折れてはいないみたい・・・でも捻っちゃって足ついたら痛いから松葉杖借りたの。身体も打ったとこ痛いし明日仕事行けるかな・・・リョウタくん?!ちょっ、泣いてるの?」 「ナオちゃーーーーーーーーーん!!!」 「リョ、リョウタくん・・・あ、うるさくしてごめんなさい。。。リョウタくん落ち着いて?ほら、ティッシュで涙と鼻水拭いてー。。。あ、マサこっち。お茶ありがとう。それリョウタくんに渡してもらえる?うん。僕はいいから。リョウタくん、ほらマサからお茶もらって飲んで少し落ち着こ?」
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