ホワイトデーにはとびきりの花束を《リョウタside》

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───ナオとランチの後服見てて、下の階に降りようとした時に前にクラブでナオが遊んでた頃に出会った男にたまたま会っちゃって ・・・ナオ、前は特定の恋人作ってなかったじゃないですか。 リョウタさんと付き合ってるって話がそいつの耳に入ってたみたいで、「あんなやつと付き合わないで俺とやろうぜ」ってウザ絡みしてきて、無視してたんですけど、そいつが「あんな若い男大好きな遊び人より俺の方がいい男じゃん」って言ってきた時ナオが「リョウタはいい男だよ。少なくともあんたより何百倍も。あんたなんて名前もセックスも記憶にない」って。。。そしたら男が逆上しちゃってナオに掴みかかってきて。 僕が止めに行こうとする前にナオだけ階段から落ちちゃって・・・・・ そいつは僕が警察に突き出しておきました。 冷静になった俺は心配してるであろう香菜さんに連絡をし、 マサにもお礼を言ってから帰ってもらい、ナオとタクシーに乗りこんだ。 「帰ろうか」 「え?店行こうよ」 「でも・・・身体痛いでしょ?」 「歩くのは手伝ってもらわなきゃだけど、食べることはできるしお腹空いた。行こ?予約キャンセルしてないんでしょ?」 「寝てなくて大丈夫?」 「頭とかは打ってないし・・・身体痛いけど帰ったら大人しくするから。明日予約入ってないから仕事休めそうだし」
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