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柊がナイトクラブに来るようになってから3ヶ月が経って、街中はクリスマスムード 一色になっていた頃、柊が俺にこう言った
────寛太さん・・・・24日、僕と過ごしてくれませんか?
「俺、1度しか抱かないって言ったよな?」
────あっ、いえっ!そう言う意味じゃなくて・・・その、エッチな意味じゃなくて・・・24日寛太さんと過ごせないかなって・・・何もしなくていんです。2人で過ごせれば
「24日の夜は無理だな。この店のクリスマスイベントで朝までDJやってるから・・・・23日の夜中?
23日ならDJ終わりで23時には上がれるから店終わってからならいいけど」
そう言うと柊は嬉しそうに頷いた。
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───今夜は僕の家にきて一緒に過ごしてくれませんか?
あっ、え、エッチなことはしなくていいので・・・一緒にいてほしいだけなんです。
そう言って柊は俺を自分のアパートに連れて行った。
途中のコンビニで買い込んだ、チキンやケーキとバイト先でもらったシャンパンを小さなテーブルに広げて隣同士に座って食べようとした時、時計の針が0時を指した
「お、24日じゃん。メリークリスマス!」
そう言いながら柊の方を見ると何やらカバンをガサガサして何かを探してたかと思えば、小さな箱を勢いよく俺に差し出した。
───寛太さん、これ・・・クリスマスプレゼントです!・・・あっ、開けてください!・・・あの、それ実は僕が作ったんです。・・・いえ、作ったことなかったんですけど、寛太さんにつけて欲しくて友達に教えてもらって・・・・それで・・・
勢いよく渡したわりには説明しながら段々自信なさげに不安そうにしてるから、俺は柊の前に左腕を差し出した。
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