あとがき

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あとがき

 えっと、あとがきです。  いや、あとがきが書きたかったんです。  あの、宇宙人って、いると思いますか?  ま、最近じゃないんですけど、『私は宇宙人を見たことがあるんです!』なんて証言する人ってよくテレビに出てくるじゃないですかぁ。  あるいは、テレビじゃないところで、例えば書籍とか、動画配信とかで、超古代文明の巨大遺跡は、どう考えても地球上に我々人類の叡智を遥かに超えた文明やら能力やらを持った宇宙人的な存在によってしか造成し得なかったんじゃないか、とかいう内容のことが、都市伝説、とかいう形式で様々な方々が発表してるわけです。  況して昔から、映画やらドラマやらで、宇宙人に侵略される地球の姿を、みなさんも見てきたんじゃないかな、と思います。  あ、それはともかく、宇宙はプラズマで繋がっています。ひと口にプラズマといっても色んなプラズマがあって、私たちが手に触れられる物質や、時間や空間を飛び越えたり、すり抜けたり、繋ぎ合わせたり、引き離したり、焼き尽くして消滅させたりできる、かもしれないスンゴいプラズマから、ただボワァっと光って見えるだけのプラズマまで様々あったりするんです。  今どき、宇宙というのは大半がプラズマで出来ていて、恒星の重力で惑星が引っ張られているのではなく、その、プラズマの繋がりで、惑星や、その衛星は均衡を保って回り続けている、というのが定説になりつつあります。  例えば極点付近の、磁力が強い辺りでオーロラが光って見えるのは、プラズマによる発光現象です。プラズマと磁力には密接な関係があるわけで。いや、だから磁石を近づけると砂鉄が吸い寄せられる現象が、プラズマによっても再現できるんですよ。ま、やったことは無いですけどね。  地球人が飛行機を作るとき、航空力学を基準にして設計されて、そのとおりに飛行するようになっていて、その航空力学に基づかない、瞬間移動的な高速飛行は実現できず、だから突如現れた未確認飛行体を追撃できなかった過去があったりもします。  宇宙人さんが持ってる宇宙船は、たぶんこのプラズマを徹底的に活用して、飛行したり、時間を遡ったり、橋桁の下に停めてあっても普通の人には全く見えなかったりする、んじゃないかな、と思ったり。たぶん船の表面はプラズマで覆い隠されてる筈なので、ヒロコさんにぶつかった場合、高熱のプラズマで頭はキレイに焼けて跡形も無く消えて無くなるのだろうな、とか。  その辺の説明省いたので、ちょっと分かんなかったかな、ってのが気になっておりました。  あと、宇宙人が物語に登場すると、大概、地球侵略とかいう物騒な展開が待っているんじゃないかな、とか思われるのは、まぁきっとそういうアニメとか特撮映画による洗脳が進んでるせいじゃないかと。  って私も最近は都市伝説的な洗脳も進んでて、ああ、神様の正体が宇宙人でも、説得力はあるんだな、とかですね。  いや、原始人類に文明をもたらすほどの宇宙人さんが、たかが地球人ごときに文明をもたらしただけで気が済むのか、的な。  あ、でも地球人の文明にしてみたところで、たかだか200年に満たない程度の文明で、2000年遅れた文明とか、逆に2000年進んだ文明とか、想像できます?  何だったら大昔の文明の遺跡を調べに調べたら、何度か核によって滅びてるんじゃないかって痕跡が残ってたんですよ! みたいな。  ま、2000年前のことなんて、神話の世界で、どこまでが本当でどこまでが嘘だか知れたものではないのだけれども、いや、例えば3000年前に滅んだ文明が、現代の文明より遅れていたのか2000年進んでいたのかは想像の域を出ないのだけれど、地球人の文明がリッタル星人より1500年遅れて、更にアクィラ星人より2000年遅れてると、単純計算で遅れが3500年かと思うのだけれど、途中、例えば2回文明が滅びてたとするなら、滅びる度に軽く2000年は遅れていくかもしれない。とすると地球文明はアクィラ星人の文明より7500年、四捨五入したら10000年遅れてることになるんじゃないかとか。  あ、だから10000年も進んだ宇宙人なら、神様キャラでも大丈夫ですよね、と。  いや、宇宙人が出て来て時間遡行したら、ジャンル的にはSFなのかなとか、いや、幽霊が出てくる話はオカルトだよね、とか、でも怖くない話ならファンタジーでいいよね、とか、いや、別にジャンルはどうでもいいよねとか、いや、ジャンルの分からない話なんか誰が読んでくれる気になるんだよ、とか、思ったんですけど。  どうでもいい話をして申し訳ない。  最後まで読んで下さってありがとうございました。          黒出水雅之介
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