恋の爆発物処理班・春風マモル

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 ニ年前。ナツミは離婚届を残して、突然俺のもとを去った。俺はその一件で、大切な人を失う悲しみを知った。そして俺は、恋愛なんて無駄なものだと、感じるようになった。  俺が黙っていると、タクヤは浜辺に片膝をついて、ミホの方を向いた。そしてタクヤはミホを見つめて、力強い口調で言った。 「ミホ、愛してる。俺と結婚してくれ!」  タクヤはポケットから、指輪を取り出した。そしてその指輪を、ミホの薬指に近づけた。ミホは顔を赤くして、タクヤを見つめている。  そこで俺は、我に返った。目の前のプロポーズをやめさせないと、大爆発が起きてしまう。俺は急いでタクヤに駆け寄ると、指輪を奪い取った。そしてその指輪を、浜辺に向けて投げた。
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