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戦争、環境破壊、なんども後悔し、もう二度としないと誓ったその舌の根も乾かぬうちにそれらを繰り返す地球人に、宇宙人は下等生物のレッテルを張った。
考える力はあっても知的ではないと判断したのだ。
宇宙人が望んで姿を現さない以上、科学技術でもはるかに後れを取っていた地球人が彼らを知る方法などあるはずもなく、その存在は常に夢物語で、小説や漫画など作り物の世界だけにあるものであった。
なかには一部の敏感な地球人たちが宇宙人の存在を神々のごとく感じていた形跡はある。
いくつも生まれた宗教の中に様々な種族の宇宙人の存在を感じるが、本当に宇宙人に気がついていたのかは、それこそ神のみぞ知ることだ。
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