永遠は青く輝く

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 地球人が自ら滅びようと宇宙人はほとんど何も感じず、眉一つ動かすことはなかっただろうと断言できる。  宇宙人にとって地球人は、その他多くの動物の一部でしかなかったのだ。  地球人の愚かな行為に巻き込まれた罪なき動物たちを憐れむものはいるかもしれないが、星一つ滅びたとて自業自得、因果応報な地球人に同情するものが現れる可能性はほぼ皆無だった。  うっかり蟻を一匹踏み潰した程度の心の痛みさえ感じず、宇宙人は地球人のことを地球ごと忘れたに違いない。
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