『ピーちゃん』を演じれば

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 秋らしい、どんより曇った朝だった‥‥。  寝室から、すーっと隣室に入りながら、 「ピーちゃん、おはよー」  そのままトイレに向かいかけたが、足を止めて振り向いた。  そこには少し大きめの鳥カゴがあるのだ。 「ん? ピーちゃん、どうした?」  その鳥カゴに近付いた。  半スケのカーテンのこちらにあるテーブに置いた鳥カゴの床で、横になって動かなかった。  僕は、ピーちゃんを鳥カゴから出しながら、 「おいピーちゃん、どうした?」  どうしたもなにも、ピーちゃんは冷たくなっていた。
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