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記憶泥棒
秋が深まる頃
ふと 夏が恋しくなることがある
夏 ひまわり畑の匂い
太陽を 浴びた 元気いっぱいの 香り
盗んで 取って 置けたなら
記憶の 泥棒
してみたら
できるよ きっと
秋 もの悲しくなって
落ち込んで 元気がなくなって
身体も 心も
沈んで 遠く 遠く
ずとんと 沈んでいく
浮き上がりたい
そうしたら
記憶泥棒した 夏の香り
味わおうよ
ひまわりが 元気の香り
呼び戻し
夏のきらきら 太陽が
エネルギー チャージ
してくれる
夏の 体験
そのまま
記憶を 泥棒する
思い出は 記憶しても
そのまま 再現できないよ
記憶泥棒は
その瞬間を 切り取って
盗むのだから
再現できるよ
自分の中で
盗むと盗まれるが
交差する
生きるエネルギーになること
たくさん 記憶泥棒して
泥棒引き出し
作っておこう
いつか また
沈みそうに なったとき
元気の源
取り返せるよ
夏から秋
秋から冬、、季節の移り変わりは
記憶泥棒の 引き出し
作り時
記憶泥棒の香りは
永遠に
瞬間を 留めて
自らを 纏らせる
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