【終幕】

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 友人として、先輩として、サークルの公演で担当する役者なり裏方なりとして。  立場や場合によって、雅は自分を使い分けている。卒業して就職したら『仕事用の自分』も確実に増える。  ──なんだよ、あたしも演じてるじゃん。  一生涯、人生という舞台(ステージ)で演技を続ける。  様々な役柄(ロール)の「見城 雅」を、これからも演じ分けて行く。  女優ではなくても、板の上(舞台)でさえなくても。  太陽、シャンデリア、蛍光灯にLED。  スポットライトはどこにでもある。                             ~END~
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