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竹下洋子
―SIDE竹下洋子
彼に対し、真剣に、だから慎重に、クリスマスイブに相手の真意を聞いて・・・・・・ホテルで・・・・・・と覚悟と期待を胸に、プレゼントは店頭に在庫がなかったので取り寄せてもらい23日にお店に取りに行き、そのあとドラッグストアでゴムを・・・・・・と思っていたら、彼氏が知らない女性と・・・・・・それだけじゃあ疑いはしなかった、よくある私へのプレゼントを買うのに相談相手と一緒に・・・・・・かも、でも2人あまりにべったりで手は恋人繋ぎ、胸騒ぎが。
こっそりあとをつけていくと、シティホテルのフロントでカードキーを、そして2人でそのエレベーターに。
最上階のレストランならフロントには行かない・・・ましてキーなんて。
彼にRINEをしてみても既読にならず、
信じたくないけど・・・モヤモヤしながらそのまま家に帰って、自分の部屋でスマホを見ると
『ゴメン、友達とボーリング・・・・』 うそ。
やっぱり・・・・・・せっかく彼氏ができて、明日期待していたのに、覚悟したのに・・・・・・
涙が止まらない、1人じゃあ耐えられない。
今一番仲が良い、安心できる友達、純ちゃん。
夜思わず電話をすると、うちにおいで って言ってくれ、高谷君がバイクで迎えに来てくれた。
うれしかった。私を慰めてくれた、一緒に添い寝してくれた。
2人って本当に素敵なカップル。
2人向かってその気持ちを言う。
「いや~それほどでも~」
「いやいや、それ純ちゃんだから」
「えっ? だってカップルって」
「まあ一応ね、でも、それ純ちゃん」
「はあ」
「フフフ」「フフフ」
「冗談よ、純ちゃんとかっちゃんよ」
「うん」
「ありがとう」
「ううん、こちらこそありがとう」
「じゃあ今日は3人であ・そ・ぼ!」
「えっ、どうして?今日はイブよ、2人でどこか行くんじゃないの?じゃましちゃ悪いわよ」
「いや~、まだ何も考えてなくて、だからどうせなら3人で、ねっ!」
「でも、悪いわ、せっかくのイブなのに、私帰るね」
「ダメ、竹下さんせっかくうちに泊まったんだから、このまま一緒にあそぶの!♡」
「・・・・・・」
「竹下さん、純は昨日から3人で遊ぼうって言ってたんだよ、今急に思いついたんじゃないんだ、だから一緒、ね♡」
「いいの?」
「ああ」「うん」
「じゃあ」
「かっちゃん、どこ行く?」
「あのさ、鎌倉に行ってみない?」
「鎌倉?」
「ああ、俺達まだ行ったことないよね」
「そういえば、まだ行ってないね」
「竹下さんは?」
「私も、小学生のころ1度、江の島水族館に行ったとき、帰りにちょっと寄っただけで、そんな小さいころのことだから」
「じゃあ、決定」
「車とってくる」
「うん」そう言って、俺はバイクで実家に、車に乗って戻って、3人で、いざ鎌倉へ!
13人!ん?
そう言えば、大池A子も胸、大きいよなー、大学の先輩OBで大御所のヤモリさんが、確か『男は皆おっぱい星人、自分に無い物にあこがれるから、それはいいんだ』って言ってたよな~。
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