大学生活

77/78
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/78ページ
最後の夏休みに4日間、また皆で沖縄、石垣島、竹富島旅行・・・7人で 最初、洋子さんは自分の旅費は自分で出すと言っていたが、武村がそんな事はダメだって、で、1人部屋だったけど、いつの間に中野さんと佐々木さんと話し合って、ファミリー向けの広い部屋に変更しそこに3人で。 俺が今回の乗っ取り計画について田代さんと中野さんにも話すと、 「武村君、実行してるんだ、すごいね」 「村井さんも高谷君もえらいね!」と 「私達、もう別の会社に内定もらったから、倫理上武村君の会社には行けないけど、私達も手伝えることがあったら言ってね」って 「何々、何、それ」・・・って洋子さん。 洋子さんにとって、聞く事が全部驚きの連続だったみたいで、でもすごく感心していた。 ほんと、友達って良いな~。 洋子さんのあの性格、いつの間にか佐々木さんと中野さんとも親しくなって、恵ちゃんに結構付き纏っていたので、武村に何度も引き離され、 「竹下、お前、恵から離れろ」 「あら、いいじゃない、武村君はいつだって一緒なんでしょ、私は恵ちゃんとお話したいの」 「お前だって、東京に帰ってから話せばよいだろ」 「東京は東京、ここはここ、だって、武村君の婚約者で、純ちゃんの妹さんでしょ? 隣に座って詳しく聞こうとすると武村君が、すぐ邪魔するじゃない、だから、ねっ」 「え~」 「ねえ、武村君、そんなにイチャイチャしたいの~?」 「うっせ」 「お食事の時だけだから、夜はちゃんと2人っきりにさせてあげるから、ねっ」 「ったく」 「フフフ」  武村も洋子さんにはかなわない。 そう、あのクリスマスイブ竹下さんが振られて3人で遊んでから、竹下さんは俺をかっちゃんと呼ぶようになり、俺や純が竹下さんと呼ぶのを嫌がって、下の名前で呼ぶようになった 洋子とか洋子ちゃんっていうのはちょっと・・・と言って、なんとか『洋子さん』で落ち着いた、 「同学年タメなのに『さん付け?』」 だってそれだけの風格があるんだから、 「何その風格って、私1人だけ年寄りみたいでイヤだわ~」 すみません。
/78ページ

最初のコメントを投稿しよう!