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第三話『幼馴染と別れの日?』
ーー次の日ーー
キンコンカンコーンキンコンカンコーン🔔
「メ〜ン!やほ!」ここが普通に話しかけてきた。(ん?昨日、喧嘩したよね?忘れたとかでも言う気?)「あ、戸惑ってる〜」「どゆこと?」「せーのっ!」「ドッキリ大成功!!!」「え?」「ドッキリって言うか〜メンが全然、照と勉強しないから、私達が仕掛けよう!って事になって〜」「え!?」「それで〜!まんまと引っかかってくれたみたいで〜!」「でもさ!照から言ったのは意外だったよね〜?」「そうそう!それにメンも乗っちゃってさ〜!」「あのね〜、昨日はたまたまだから!本当にたまたまだから!!」「たまたまか〜!そっか〜!」「まぁ、とにかく!昨日はたまたまだった!ってことで!」
ーーその日の放課後 照の家なうーー
「……」(昨日の『ドキドキ💓』のせいで話せない〜〜!どうすればいいの?気まずいんだけど…!)「この問題…分かるか?」照が聞く。「うん。だいぶ分かってきたよ〜」「そう。よかった。」「え?」「俺、教えるの結構苦手だと思ってたからさ。」「ふ〜ん…。」(教えるの苦手?どの口が言ってんの?あなたのせいで『ドキドキ💓』してるんですけど!!)
ーー数分後ーー
「じゃあ、そろそろ帰るね。」「うん。送ってくから。」「ありがと…」
こんな感じの日々が1週間ぐらい続いた。しかし…
ーー1週間後ーー
「照く〜ん!」「あのさ〜、あのメンってやつと付き合ってるの?」女子たちが照に聞いていたようだ。「は?」「だって〜昨日メンが照の家入ってくの見えたから〜」(え!?見られてたの!?)私は急いで「つ、付き合ってないから!ただ、勉強を教えてもらってただけだから!ほら!私達って幼馴染だからさ!」と誤魔化した。「幼馴染だったんだ〜!」「よかった〜」タッタッタ👣私は照を連れて走った。「はぁ。なんでここまで連れてくんだよ。」「だって!バレたんだよ!どうするの!」「どうするって…。弁解できたんだし、それでよくね?」「そうだけどさっ…!」「…メン、もう大体分かるし、今日から、やめよう」「え?」「だから、勉強教えるのやめよう。」「…分かった。そうするしかないよね…」
ーーその日の休み時間ーー
「はぁ。」私はため息をつく。「どうしたの?ため息ついて。悩み事?」「いや、別に。」「ふ〜ん…。」
次の日もその次の日も照と話すことはなかった。
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