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第四話『幼馴染に教えてもらったのに…』
ーー期末テストの日ーー
「メン!がんばろ!」「みんなもね!」「今日はいい結果がでますように…」「みんな頑張ってたし大丈夫!」「よし!張り切っていこう!!」
そう今日は期末テスト!
(ふぅ。期末テスト…。この日までに色々な事があったな〜。照と再会したけどまた別れちゃって…。もう、照の事なんてどうでもいいんだから!あの人なんかに『ドキドキ💓』とか嘘だから!)「はい!じゃあ、テストを始めるぞ〜!」そう言ってテスト用紙を配る。「それでは…はじめ!」カキカキ✏(これ、照とやったやつ!確か、こうで〜…)
その後も照とやったことを思い出しながら、問題を解いていった。
ーーテスト終了ーー
「はい!終了!」先生の合図と共に一斉にシャーペンの音が止まる。
テスト後は「ふぅ〜疲れたね〜」と言い始め、そこから、どうだったか話す。というのが私達。「全然わかんなかった〜」「みんな、どのぐらいできた〜?」「数学、割とできた〜」「私今回は、国語自信あり!」「前より点数高いといいね!!」「うん!」
ーーテスト返しの日ーー
「今から、期末テストを返すぞ〜!赤点だった人は補修な〜!それ以外の人も間違っていたところは復習するように!」と先生が言う。「みんな点数あがってるといいね〜」「うんうん!今回はみんな教えてもらったりしてるし、結構いいんじゃない?」「そうだね〜!!」「〇〇〇〇〜!」そう出席番号順に先生が呼び始める。
「亀井あめ〜!」「お!あめちゃん、点数どうだった?」「数学が割とよかったです!樹くんに教えてもらったからでしょうか!」「よかったね〜!」
「狸原ここ〜!」「ここはどう?」「あ!理系が結構伸びてる!でも、国語が下がっちゃたな〜…」「でも、結構点数高いじゃん!いいな〜」
「猫羽メン〜!」「メンはどう?」「あ…点数、下がっちゃた…。」「え?でも、大丈夫だよ!」「せっかく、教えてもらったのに…」「でも、数学は若干あがってるよ!大丈夫!」
「判田ミル〜!」「ミルはどんな感じ?」「結構、あがってる!よかった〜!」「里水あい〜!」「あいはどう…?」「こんな感じだけど。」「あいにしてはいいんじゃない?」「あいにしてはってww」
「はぁ。」「メン!元気だしてよ!」「そうそう!私の方が点数、低いし!」「うん…ありがと…」
ーー家なうーー
「メン〜?今日、テスト返しの日よね?どうだった?」お母さんに聞かれる。「えーっと…」(どうしよ…見せたくないな…でも、嘘はダメだよね…もう、見せちゃおう…!)「はい。これ…」そう言って見せた。すると「…何この点数!前より下がってるじゃない!」と予想通りの反応だった。「ご、ごめんなさい…」「照くんの家で勉強するって聞いて期待してたのに!!」「本当にごめんなさい…!」「どうせ、遊んでたんでしょ!!」「勉強してたんだけど…!」「じゃあ、頑張ってないってことよ!」「頑張ってたし!」「一回、外で頭冷やしてきなさい!」「分かったよ!もう、知らないから!!」
タッタッタ👣 ガチャ🚪
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