最終話『幼馴染って最高!!』

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最終話『幼馴染って最高!!』

(つい、カッとなって、外に出てきちゃった…。今、家に戻ったら気まずいし…。とりま、散歩でもするか…)トコトコトコ👣(あ、ここの原っぱ懐かしいな〜。よく、照と遊んだっけ?ここのベンチにでも座って休むか…。)(あ〜、ここで水遊びしたな〜。小学生ぐらいまで毎日遊んでたな〜。確か、照は中学で頭が良い所行っちゃって、遊ばなくなったんだよな〜。) そんな思い出を思い出していたら、一気に涙があふれてきた。 (あれ?なんで、涙が?)(そういえば、照…優しかったな…。前よりもっとたくましくなったっていうか…。)(お母さん、悲しんでるだろうな…後で謝らないと…) そんな事を考えていると、もっと涙がでてきた。 (なんで?なんで、こんなに涙がでてくるの…?)そう思っていると 「冷たっ!」と冷たい何かが頬にあたった。「はい。これ。お前、このジュース大好きだろ?」「あ、うん…。ありがと。」そこには照がいた。「ていうか、何、泣いてんの?」「な、なんでもない!」「なんでもなくはないだろ。」「…テストの点数が悪くて…。」「それだけ?」「それだけ?ってなによ!こっちは悲しんでるのに…!!」「だって、昔とか〜点数が悪くても、泣いてなんかなかったじゃん。」「…今回は、照に教えてもらったのに…とかって思ったら…。」泣いていたからか、本心を言ってしまった。いつもだったら、なんとかして誤魔化してるだろうに。やってしまった…と思ったが、 「やべぇ…超嬉しい…」と意外な言葉が返ってきた。私が「なんで?」と聞くと…「だって、俺のことで悩んでくれてたんでしょ?」「まぁ、そういう事になるけど…。それが?」「それが?って…。お前の事、好きなんだから、嬉しいのは当たり前だろ。」「え?好き?は?」「そ、そうだよ…!俺は、メンのことが好きなの…!」「またまた〜、どうせからかってるんでしょ?」「からかってなんかない…!メンが小学生の時、頭が良くて運動できる人が好きって言ってたから、俺は勉強も運動もたくさんして…!ずっと、メンの事が好きだったんだ…!」「そう…なの?」「うん…。だから、本当にメンの事が好きなんだ。その…付き合ってください…!」「…正直、照の事は嫌いだと思ってた…けど!勉強を教えてる姿とか、運動を頑張ってる姿とか!そういうの見て、ドキドキしていた…。だから、たぶん…私もずっと照の事好きなんだと思う…」「それって…?」「だから…付き合ってもいいよ…!」 こうして付き合ったメンと照なのだが… ーー登校中ーー 「それでね〜」「www」そうここと話していると「メン〜やほ!」と照の声がした。「は!?どっか行って!ここも居るんだからってここどこ行ったの〜?」「お友達もいなくなったんだし、一緒に行こ?」「分かった。仕方なくね!」 ーー学校についてーー 「あの〜、メンちゃんって〜照くんと付き合ってるんですか〜?」そう女子が聞いてきた。私は驚いて「え…!?」と言った。すると隣に居た女子が「え〜?照があんなやつに目を向けるわけないでしょ〜?」と言う。「でも〜、朝一緒に登校してたし〜?」「え〜!?あ、幼馴染だからじゃない?」「そ、そうですよ!!たまたま、居たので一緒に…」「そっか〜」すると…「俺の彼女が困ってるみたいなんだけど。」と照が言ってきた。「え?」「照…!?」「後、別に付き合ってるの隠す必要ないから。」「あ、うん。後、その…助けてくれてありがと…」その瞬間…! 「メン〜〜おめでと〜!!」みんなが言ってきた。「メンも彼氏ができてしまったのか〜」「後は…私だけ!?」「まぁ。そうですね…」「私も早くつくらねば!!」「まぁ、今はメンに彼氏ができたことを祝おう!!」「改めて〜〜」「おめでとう〜〜〜〜!!!!!」
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