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「よくやった。本当によくやったな」
俺は事務所にある組長室で5人の子分を褒めていた。
机の上に堂々と置かれた大金の入ったアタッシュケースを目の当たりにしながら………
こいつらはこの1年で5000万の大金を稼ぎ、俺に献上した。
当然、この5000万を稼ぐには正規の稼ぎをした訳ではないのは知っている。
大方、女を売春し、使い物になくなったら、バラバラにして臓器を売ったのだろう。
だが、それも大目にみよう。
この金があれば更に上に上がれる。
関東の大型指定暴力団『龍仁会』の若頭補佐を務める黒垣組組長、黒垣剛司が頂点に立つ日も近くなるというものだ。
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